心地良い「音楽」を「数学」で奏でる
大妻多摩高等学校 2年
小笠原優海
【応募者のPR動画(YouTube)】
【自己アピール】
私が今回作成したソフトには、作曲を身近なものにするだけでなく、世界中の人々とソフトを共有することで、人種、言語が異なる人々と作曲を通じて、共に音楽を楽しむ事を可能にする力があります。
【ハッシュタグ】
#音楽と数字
【審査員コメント】
アンケートや実際の曲を用いた仮説検証は納得感がありました。また結果をアプリ制作という次のアクションにつなげている点が素晴らしいですね!
多分、ご自身の内面においては違和感なくつながっているであろうと思われる「音楽」と「数学」の融合に関する考察をさりげなく展開されていますが、ある種の特殊な才能をベースとした研究であることは間違いなく、更にそれをより一般化する為のアプリケーションの開発に着手している点も含め、独特かつ高い評価に値すると言わざるを得ません。
自分の好きなものの関連性を見つけて、深堀するところが素晴らしいと思いました。数学と音楽という全く関係なさそうなところに関係性を見つけ、社会実装(アプリ)まで想定するところはまさに次世代に向けたイノベーション。新規事業創出につながると思いました!!
テーマの選定、研究内容ともに素晴らしく、そしてアプリまで作られたということで脱帽しています。ぜひ和の音階についてもあわせて研究してほしいと思いました。
テーマの着眼点が面白く、結果がどうなるのか興味を惹かれました。和音の心地よさをアンケートで証明した上で、音楽を知らない人でもどの音の組み合わせが心地よく感じられるかを数学的に可視化できるアウトプットまで作った点はすばらしいと思いました。
自分の経験や能力、興味あることを深く研究したということが受け手によく伝わる、個性ある研究成果だと感じました。「音の心地よさの数学的検証」を1つ1つ丁寧に取り組まれていることへの好感をもちました。音楽というなかなか言葉で伝えづらいテーマを数字で示すことの新しさや、研究成果の今後の活用を強く意識していることが感じられるまとめ方もよいと思います。
好きなものの研究をするというだけでも楽しいのに、好きなものふたつを組み合わせた研究、というのはとても良いですね。数学と音楽という切り口の研究はすでに色々ありそうですが、自分でアプリまでつくろうというその「情熱」はこれからも大切にしてほしいです。
心地よい音楽を数学で奏でる…というタイトルから、個人的に最も関心の高い研究内容だった。
心地よい和音についてや既存曲での使用の割合など、しっかり検証を行った上で、3つの音を入力するだけで心地よい和音を明らかにするソフトを開発するに至ったことは評価に値する。
発表者の音楽愛と数学愛がよく伝わってきたので、今後は企業や大学等を交えて研究を重ねてほしい。