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最終審査結果

奨励賞

ごんぎつね裁判

宮崎県立宮崎東高等学校
定時制課程夜間部 2年
長友光


【応募者のPR動画(YouTube)】

【自己アピール】
ごんと平八のそれぞれの弁護人になったような気持ちで作成しました。よろしく審査お願いします。

【ハッシュタグ】
#ごんぎつね #裁判 #弁護士


【審査員コメント】

誰もが悲しいお話として知っている「ごんぎつね」を現代の法律で斬るという斬新さ。物語をリアルで斬る発想に脱帽しました。

童話を題材にした裁判、という切り口がとても面白かったです。大人から子どもまで多くの人が、法律を楽しく学べる内容だと思います。さらに現在と童話が出来た時の社会的背景の比較などもあると良かったと思います。他の有名な童話もぜひ題材にして研究してほしいと思いました。

既存の物語を、通常とは違った視点からあれこれ思索を巡らせるというのは学生らしい視点だと思いました。結論部分で、幼少期に自分が抱いた感情と、今回調査をしてみたうえでの感情の変化について、より深く言及してあればさらに良い内容になったのではないかと思います。

定番物語に裁判という現代的な要素を持ち込むとどういう結果になるかを考えた、わかりやすくて興味深い研究だと感じました。道徳的観点が強い作品なので、《罪の重さ》を法律面から考えるという研究設定に驚きをもちました。罪状を当てはめたうえで、それぞれの立場をもう一度自分なりに考えて考察する部分に、本研究の独自性や素晴らしさを感じます。

童話を現在の日本の法律から見ていくという切り口はとてもおもしろいですね。研究という面でいくと、新規性が大事なので、そこについてどれだけ調べたかは少し気になりました。「ごんぎつね裁判」という言葉も、その他の昔話で同じような切り口(NHKの昔話法廷)もあります。でも、ごんや兵十のことを考えながら法律を学ぶという姿勢はとても素敵だと思います。

幼い頃に読んだ「ごんぎつね」を現代の法律や倫理などで考察するという着眼点は面白いが、この調査を経て分かったことの発展性が乏しい。
例えば「情状酌量の余地がある」のであれば、ごんと兵十にそれぞれどんな背景やストーリーが追加されると、裁判官から情状酌量されるのか…などといった妄想が加わると、なお興味深い研究内容となったと思う。

物語を論理的に分析するという着眼点が興味深かったです。法律と道徳、ごんと兵十のように、複数の観点や立場で物事を見ることは大事ですね!

1930年代の児童文学と現代の司法の概念を掛け合わせた考察という構図がユニークな発想である。いわば情緒と論理の掛け算を試してみた、という展開となっているが、ある意味で現代においてもなお司法判断における難しい部分の存在を浮彫にしたような印象も受ける。

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