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最終審査結果

イノベーション大賞

バッタは養殖業を救うのか?

長崎県立長崎東高等学校 3年
黒岩夕綺


【応募者のPR動画(YouTube)】

【自己アピール】
バッタを養殖飼料として用いる研究にはあまり前例がありません。今回、その課題に様々な側面から取り組めたことに意義があると考えています。審査のほど、よろしくお願いします。

【ハッシュタグ】
#バッタで養殖


【審査員コメント】

社会問題の解決を目指して具体的な案を示し、しっかりとした実験と考察を行う重厚な研究だと感じました。「魚粉の代替資料としてのバッタを検証する」というテーマは少し専門的ですが、資料や発表で導入を丁寧に説明していたので、なるほど大事なことなのだと学びを得ました。研究の検証では実際に魚を飼育しての実用的な内容を行っていて、興味深かったです。未来の社会で役立つ可能性を感じさせる、実りある研究だと思います。

水産業のかなり専門的な分野をテーマに選んでいることにも感心させられましたし、課題感や、この研究の成果の将来性はものすごいです。もともと天然の魚は虫を食べてるのに、養殖の餌にすると消費者はイメージを気にしてしまうというあたりに触れているのもおもしろいですね。いつか必ず原価のスイッチが起こるので(魚の方が虫よりとるの大変になるので)研究を続けて欲しいです!

魚粉の原材料としてのバッタの可能性について、検討項目を洗い出し、それぞれデータに基づいた考察をしている点が評価に値すると感じた。
低魚粉飼料問題という着眼点の面白さに、グローバルで研究が加熱する“昆虫食”を掛け算したところも興味深い内容であった。
商品化を見据えた開発が企業で行われている可能性もあるが、ぜひ研究を前進させてほしい。

テーマ設定や問いの立て方、検証手法が秀逸ですね。普及ハードルに対する調査も行われており、ぜひ継続して研究を進めていただきたいです!

今後、世界規模で発生し得る大きな社会課題の一環としての「食」の分野において、実に玄人筋に近いアプローチ手法を選択したリサーチ内容となっています。本来であれば国のレベルで取り組むべきと思われるような研究テーマに対して、先行事例が少ないという環境の中で敢えてトライしたことはとてもチャレンジングで社会的意義のある研究だと感じます。

社会課題から着想し、しっかりと実証をしていて素晴らしかったです。食料不足は地球レベルの課題ですが、このような方々が地球を救ってくれるのではないかと希望が持てました。

テーマ選定、研究のプロセスにおいて斬新かつ未来を担う内容で脱帽しました。昆虫食の前に、今回の餌の昆虫食が先にくると思われます。今後の研究も楽しみにしています。

世界的に解決しなければならない課題をテーマに設定しており、どんな結論が出るのか?とドキドキしながら拝見しました。今後もさらに深く突き詰めていくことで世の中をより良くできる可能性がある内容と思いますので、さらに追求していただきたいと率直に感じました。

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